日本リート投資法人

証券コード:3296

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ESGE(Environment)/環境への取り組み

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本投資法人は、長期的な投資主価値向上の観点から、環境への配慮が不動産投資運用業務において重要な課題であると認識し、保有物件の設備改修や運用改善等を通じて、環境負荷の低減に取り組んでいます。また、施設利用者の快適性や生物多様性にも配慮しながら、環境に優しい運用を目指します。

1. エネルギーマネジメント

1-1. 前提

本投資法人は、サステナビリティ方針「1.省エネルギーと温室効果ガス排出削減の推進」及び「2.循環型社会の実現」に基づき、不動産ポートフォリオの環境パフォーマンス向上を達成するため、エネルギー・温室効果ガス削減目標を設定しています。本投資法人が資産運用業務を委託するSBIリートアドバイザーズ株式会社は、不動産ポートフォリオのエネルギー効率向上を図るための運用方針を定めた「省エネルギーポリシー」と、低炭素化を図るための運用方針を定めた「温室効果ガス排出削減ポリシー」に基づき、本目標を達成するため、物件の運用改善、省エネ設備への更新、テナントへの省エネ啓発などの取り組みを実践していきます。

1-2. エネルギー使用量及び温室効果ガスの削減目標

サステナビリティ方針 ①・③

サステナビリティ推進会議において、原則四半期毎に予実管理(実績値の目標に対する達成度合いの把握、前年度との比較・分析)を行います。また、第三者機関によるCO2削減ポテンシャル診断や省エネエネルギー診断等の結果を参考に、物件ごとの課題を特定し、改善しております。

2016年度
(基準年)
2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 増減率
(2016年度比)
エネルギー消費 総量(MJ) 467,828,166 467,719,396 460,970,411 457,258,994 424,633,654 381,024,918 369,686,036 -21.0%
原単位(MJ/㎡) 1,520 1,422 1,252 1,176 1,045 958 932 -38.7%
CO2排出 総量(t-CO2 23,292 22,483 23,302 22,052 19,403 17,284 15,691 -32.6%
原単位(kg-CO2/㎡) 75 68 63 57 47 43 39 -47.6%
水消費 総量(㎥) 244,964 254,822 270,526 305,605 239,361 218,464 213,685 -12.8%
原単位(㎥/㎡) 0.82 0.78 0.74 0.77 0.59 0.54 0.53 -34.2%
廃棄物量 無害廃棄物発生量(t) 2,519 2,863 2,995 2,664 2,072 1,902 1,889 -
焼却処理量(t) 1,035 1,348 1,404 1,130 941 990 1,014 -
リサイクル処理量(t) 1,422 1,514 1,591 1,534 1,130 912 871 -
リサイクル率 56.4% 52.9% 53.1% 57.6% 54.6% 47.9% 46.1% -
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co2_graph
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2. エンジニアリングマネジメントによる環境への貢献

2-1. 節電

■ 2-1-1. LEDの導入

サステナビリティ方針 ①・②

led_before led_after

補助金制度等を利用しながら積極的にLED照明の導入を進めエネルギー削減に努めています。
共用部及び賃室等の一般的な照明器具及び非常用照明器具(誘導灯や非常灯)をLED化することにより、
電気消費量を削減すると共に、明るく過ごしやすい環境を提供しています。

2023年3月31日時点

LED導入率 39物件 24.8%(延床ベース)

■ 2-1-2. 再生可能エネルギー由来電力への切り替え

サステナビリティ方針 ①

大宮センタービル

大宮センタービル

使用が見込まれる電力のうち年間2,235,271kWh(100.0%)を全電源平均電力にFIT非化石証書および再エネ指定の非FIT非化石証書を組み合わせた実質再生可能エネルギー由来電力でまかなっており、年間972tのCO2削減効果を見込んでいます。

ピジョンビル

ピジョンビル

使用が見込まれる電力のうち年間407,974kWh(100.0%)をバイオマス発電(FIT)による再生可能エネルギーでまかなっており、年間193tのCO2削減効果を見込んでいます。

ラ・ベリテAKASAKA

ラ・ベリテAKASAKA

使用する電力のうち年間205,763kWh(100.0%)を水力発電による再生可能エネルギーでまかなっており、CO2削減効果は、年間95tを見込んでいます。

(注) 各物件のデータ取得期間はそれぞれの再生可能エネルギー由来電力への切り替え時期に応じたものとなっております。大宮センタービルおよびピジョンビルについては切り替え直後の為、参考値を表示しております。

2-2. 節水

■ 2-2-1. 節水器導入(FORECAST五反田WESTの例)

サステナビリティ方針 ①

複数物件において、トイレの便器に節水型装置を導入し、節水に取り組んでいます。節水効果のみならず、水を汲み上げるポンプの電気量削減及びCO2排出量削減にも貢献しています。

導入前 導入後 削減率
約18.0ℓ/回 約9.2ℓ/回 約48%
(注) 従前及び導入後のトイレ使用1台当たりの平均使用実績です。

3. ステークホルダーとの環境における協同取組

3-1. グリーンリース契約

サステナビリティ方針 ①・⑤

テナントとのグリーンリース契約を締結することにより、テナントと環境対策において相互に協力をしています。

グリーンリース契約とは?

ビルオーナーとテナントが環境負荷を低減するため
協同することを盛り込んだ賃貸借契約です。
省エネ改修工事の経済メリットを双方分かち合うことで、
ビルオーナーの投資負担を軽減し、環境性能に
優れたオフィスビルへの改修や運用改善を促す仕組みです。

greenlease

3-2. テナント及びステークホルダーとの環境における協同取組

サステナビリティ方針 ①・⑤

  1. 節電協力依頼文書の作成や節電マニュアルの配布、各階共用部への節電ポスターの配布等の省エネに関する啓発活動を行っています。
  2. ESG研修をプロパティマネジメント会社に実施し、日々の業務における環境への配慮の意識付けを促しています。
  3. ウオッシュレットのヒーター及び洗浄水温度を管理し、季節ごとに設定温度を調整しています。
  4. 給湯室電気温水器を管理し、季節ごとの設定温度を調整しています。
  5. タイマー制御、EMS、照明人感センサー等を用いるなど、共用部空調・照明の温度・運転時間を調整しています。

4. 環境汚染防止

サステナビリティ方針 ③

本投資法人の不動産取得については、売買契約締結までに、専門家の調査により遵法性の確認を実施しています。また、土壌汚染やアスベスト等の特定有害物質の有無についても事前に調査を行い、自然環境に与える影響をリスクとして捉え、その回避に努めています。

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